荒木義行さんの部屋
2018年歿 50歳
♪川の流れのように
2018年11月4日に旅立った夫の思い出。
亡き夫 荒木義行 享年50歳でした。
音楽が大好きで、中学生の頃より吹奏楽を始め、ユーフォニアムの楽器を演奏していた主人。
週に2、3回の市民吹奏楽団の練習に参加し、演奏活動をしたりと音楽を楽しんでいた主人。
時々、夫婦、親子でアンサンブルを楽しむ機会もあり、家族で音楽を楽しむ事ができたとても幸せな日々でした。
音楽以外では、車が好き! 飛行機が好き! 乗り物も好きだった主人。よく、ドライブにも行きました。自衛隊の航空ショーも時々、見に行くほどでした。
旅行も好きで、体調を気遣いながらもヨーロッパ、アジアなどの海外へも行き、色々な物を自身の目で見て新しい事に気付き、視野が広がる大切さと素晴らしさを話した記憶があります。
食べる事も大好きで、足の負担を気にしながらも、美味しい物大好き!
特にカレー命! 息子が作ったカレーは喜んで食べてました。寸胴鍋で作って欲しいとリクエスト! それを、毎日コトコト煮て、一週間かけて、味の変化を楽しみながら完食。
〝カレーの黄レンジャー!〟とも言ってました。
主人の人生観。音楽を楽しむ為。好きな車に乗る為。旅行へ行く為。美味しい物を食べる為。何より家族を守る為に仕事を人一倍頑張る人でした。健常者以上に、頑張って、私たち家族を守ってくれました。
〝少しは、休んだら?〟と言うと、〝君と息子が居るから頑張れるんだよ!〟と言った言葉が忘れられません。
夫と出会ったのは、夫が16歳、私が15歳と、とても若い時。それから亡くなるまで33年間、ずっと一緒でした。
親、姉妹よりも長く過ごした人です。結婚してからは26年。振り返ると、長いようで、短い年数だったと感じます。
まだ、まだ、一緒にやりたい事がありました。
一人、旅立たれた時は、喪失感しか無く、何も見えなく、前を向く事ができませんでした。
旅立たれて今年で4年。ようやく(?)前を向けるようになりました。
約束していた、旅行に行く事。音楽を続ける事。人生を楽しむ事。
いつか、会えた日に、〝頑張ったね〟と言ってもらえるように、今を生きていきます。
貴方が、頑張って生きてきた事を、楽しんで生きた事を、ここに残したいと思います。
心から愛した人。そして、〝有難うございました〟と伝えたいです。
正子