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遺族の声
1995年に49歳で亡くなった石田さん(大阪HIV訴訟原告団第二代
代表)が、京都、琵琶湖をはじめ国内外で撮影した写真集です。
1991年に46歳で亡くなった江口さんが京都、滋賀、奈良、兵庫など
で撮影した写真集です。
江口継男 写真集 「四季の彩」
夫が愛した花と風景の写真です。写真を撮ることが好きで、休日にはよく出かけていました。花の美しい時期に体調が悪くて行けないときは、「来年までお預けや。そのときに行けたらいいけどなぁ」と悔しがっていました。
車の中に残されていた小さな般若心経が擦り切れているのを見たとき、ふと、夫は花の中に仏様を見ていたのかもしれないと思いました。
写真は、血友病とHIV感染とたたかいながら一生懸命に生きた証のように思います。
人との出会いを大切にしていた夫は、みなさんに見ていただけたら嬉しいと思います。
≪プロフィール≫
・1944年 愛媛県生まれ。
・血友病 重症。幼少の頃より出血を繰り返していたが、24歳
の時、岡山大学病院に検査入院して血友病とわかった。出血
を繰り返したために関節障害を起こし、体が不自由になって
いた。
・愛媛県で時計修理の職人として働き、結婚後は大阪で働いて
いた。
・1987年、42歳でHIV感染を告知された。死の不安にさいな
まれながら、生きる希望を失わずにがんばった。
・1991年、46歳で没。遺志を継いで、母親と妻が薬害HIV訴
訟に加わった。
江口洋子
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