政医第315号
平成11年11月18日
エイズブロック拠点国立病院長
エイズ治療拠点国立病院長 殿
国立国際医療センター総長
厚生省保健医療局国立病院部
政策医療課長
HIV診療支援ネットワークシステム(A-net)の本格運用の開始について
HIV診療支援ネットワークシステム(以下、A-netという。)については、平成10年11月16日より、エイズ治療・研究開発センターを中心に試験運用を行ってきたところであるが、平成11年11月8日に開催されたA-net部会において、試験運用に関する評価を行い(別添資料1)、A-netの本格運用の開始が認められたところである。
ついては、下記事項に留意の上、A-netの本格運用が円滑に行われるよう努められたい。
また、A-netの本格運用は、A-netの運用に関する定期的な検証を行うことを前提として認められたことから、引き続き適正な運用がなされるよう努められたい。
記
1 本格運用の時期について
本格運用は平成11年12月1日(水)より開始すること。
また、患者に対する説明は、平成11年11月22日(月)以降、患者が診療のために来院したときに新しい説明文書を用いて行うものとし、説明後、患者から提出された説明同意書又は同意撤回書をシステム管理者宛に送付すること (別添資料2)。
2 同意の取り直しについて
現在、A-netの試験運用に参加している患者については、A-netの試験運用であることを前提に同意を得ているところであり、A-netが本格運用に移行することに伴い、患者から改めて同意を取り直す必要があること。
また、平成12年12月1日(金)までに患者が来院せず、同意の取り直しが出来ない場合、当該患者については、A-netに参加する同意を撤回したものと見なすこととするので注意されたいこと。
3 管理要綱、運用管理細則及び疫学的研究等申請取扱細則について
平成11年11月8日のA-net部会において、管理要綱、運用管理細則は平成10年11月16日付、疫学的研究等申請取扱細則については平成11年7月1日付で施行することが認められたこと(別添資料3~5)。
なお、A-net上のパスワードを3か月間変更しない利用者については、これまで、運用上において、利用者登録を抹消することとしてきたところであるが、今般、運用管理細則に明記するとともに、登録を抹消された場合の救済措置を規定(第7条3項及び4項)したので留意されたいこと。
健医疾発第112号
平成11年11月26日
各都道府県衛生主管部(局)長 殿
厚生省保健医療局
エイズ疾病対策課長
HIV診療支援ネットワークシステム(A-net)の本格運用の開始について
エイズ対策の推進に当たりましては、日頃よりご協力を賜りありがとうございます。
さて、HIV診療支援ネットワークシステム(A-net)につきましては、エイズ治療・研究開発センターを中心に試験運用を行ってきたところでありますが、別紙(平成11年11月18日付け政医第315号保健医療局国立病院部政策医療課長通知)のとおり、本年12月1日より本格運用を図ることとしたのでご連絡いたします。
ついては、別紙に留意の上、当該事業の円滑かつ適正な運用が図られるよう、管下エイズ治療拠点病院への周知及び指導方お願いいたします。
なお、当該システムに係る機器整備及び説明会については、順次実施していくことを申し添えます。
連絡先
厚生省保健医療局
エイズ疾病対策課エイズ調査係
井口、大山
電話 : 03-3503-1711 内線2357
03-3595-2249(18:00以降)
FAX : 03-3593-6223
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